B&B

    
 
 


 
 B&Bとは、ベッドとブレックファストを提供する宿のことで、
 家族経営による小規模な宿泊施設です。
 民宿やペンションみたいなもので、
 通常の住宅をリフォームして営業しています。

 手入れされたお花畑の庭。
 それぞれインテリアが違う、個性ある部屋。
 人が集まる暖かいリビング。ひとなつっこいホストファミリー。
 ステキじゃありませんか。
 ずっと前から、一度B&Bに泊まってみたいと思っていました。

 しかしながら、民家なので、郊外にあり、やや不便です。
 しかも、夕食は外で食べるので、夜道を帰ることになります。
 だから後進国では、バックパッカー用の安宿と化しています。

 すなわち、イギリスやカナダなど、
 社会福祉が充実した国でしか、B&Bに泊まることはできません。
 だから今回は、迷わずB&Bに宿泊しました。

 さて、今回初めてのB&B。空港からタクシーで直行しました。
 今は、ナビがあるので、どこでも間違わずに連れて行ってくれます。
 市役所のそばで、一戸建てが並ぶ、高級住宅地にありました。
 期待通り、庭は広く、花々が咲き誇っていました。

 部屋は、5部屋くらいあり、毎日3組くらいが宿泊していました。
 経営者のダニエルは、とってもステキなおじさんでした。
 ダニエルが作る朝食は、毎日違うメニューで、
 どれも美味しく、心がこもっていました。
 ホテルのバイキングには真似できない、やさしい味でした。

 朝食の時、他の客ともいっしょになりますが、
 顔見知りになって話す、というほどではありませんでした。
 朝食後、旅立つ前にダニエルにアドバイスをもらいます。
 毎回、白地図に、書き込んで、持たせてくれます。
 まあ、それを持っていても、
 道を間違えてしまう私達なんですけどね。

 ダニエルは、面白く、頼りになる人でした。
 これは、ホテルのフロントでは味わえない関係です。
 門限は無く、夜中も出入り自由でしたが、
 フロントは無いので、そのぶん部屋の外の治安が悪いとも言えます。
 もともと、街の治安は良いので、心配はないのでしょう。

 部屋は好みの部屋でしたが、部屋の洗面台が狭いのが、不自由でした。
 そして、部屋のお風呂には、バスタブがありませんでした。
 キャンプで慣れているはずなんですが、
 海外だと、セレブスイッチが入っているんでしょう。
 このことは、ガマンできませんでした。
 
 すなわち、やはり、結論としては、B&Bは、もういいです。
 今後は、高級ホテルに泊まります。



    NEXT→ 

 BACK